IT戦略は、情報技術を企業の事業(ビジネス)にいかに利用していくかに関する、具体的な方針・計画のことである。より抽象度の高い
全社戦略ではなく、より具体的な
事業戦略に基づいて策定されることが多い。IT戦略というとパソコンや会計パッケージソフトの導入などを連想させるが、単にそれだけにとどまらず、深くビジネスに関わる部分だと理解すべきである。
例えば在庫情報などを企業の壁を越えてサプライチェーン全体で共有する
サプライチェーン・マネジメント(SCM)、顧客情報を収集・蓄積し事業にフィードバックする
顧客関係管理(CRM)などは、情報技術を利用しなくても実現可能ではあるが、情報技術を利用することでより高い効率性を実現できる。こうした分野にいかに情報技術を用いるか、その方針・指針・計画・実施などを含めた情報技術に関する一連のタスクを指してIT戦略という。