要素の数が多いとき、個人は必ずしも最適な選択を行うことが時間的な制約の理由によりできない。これでは通常の経済学が想定するような
完全合理性が成立せず、
経済主体は
限定合理性の下で行動することになると考えられる。また、動態的な意味での収穫逓増が成立するときには、最終的な均衡の
状態が唯一ではなく、0、ないしは複数ということもあり得る。複数の均衡が存在する場合、どの均衡に到達するかは初期状態、経済主体の予想などの要因によって決定する。これを
経路依存性という。さらに、最終的な均衡も
パレート最適であるとは限らない。