心理学は、その対象から大まかに社会行動とは関係ない生理的な過程における心理の研究を行う
生理心理学と、社会行動や社会生活によって影響される社会的な課程における心理の研究を行う社会心理学がある。
人間は
単体である場合と
集団である場合には明らかに異なった心理過程を抱く。社会心理学はこのような社会的な人間の行動を集団内行動と集団行動とに分類し、加えて集団を形成する個人のパーソナリティーや対人行動の観点からも取り組み、それらに関する実証的な心理学的法則を解明する事を目的とする。研究手法の違いにより、大きく分けて心理学的社会心理学と社会学的社会心理学とに分類されているが、両者とも接近した研究テーマを扱っている。
社会心理学の場合は、特に
バイアスを排除するために実験の初期段階で偽の実験目的を提示した上で実験後に真の目的を開示したり、
サクラを他の実験参加者と偽るなど、ともすれば被験者が不快になるような実験を行う機会が多いが、現在は他の心理学の分野と同様、研究者は
実験に
倫理規定を策定し、極端なものは自制するようになっている。