有斐閣の創業80周年であるに刊行が始まり、に別巻である総索引の発行を以って完結した。編集顧問は
我妻栄、
横田喜三郎、
宮沢俊義が、編集委員は
鈴木竹雄、
田中二郎、
兼子一、
石井照久がそれぞれ務めている。各分野をそれぞれ当代きっての
法学者が執筆しているために、多くの
大学で
教科書として採用されたり、
司法試験受験のための基本書とされたりしたものも多い。当初は全60巻からなる上製箱入りで出版されていたが、これは書籍の厚さを揃えるために
行政組織法と公務員法、
事務管理・
不当利得と
不法行為といった記述量の少ない近接した分野のものを合冊したためであり、改訂版が出版されるときにはほぼ全てこれらを分けた形で出版されることになった
[分冊されたものについては「-I」、「-II」といった枝番が付けられている。]。そのため、現在では全体の冊数は60冊を超えている。
法令の改正、
判例、学説、社会情勢の変化を受けて全巻が完結するより前に改訂版の出版が始められており、一部はころまで改訂が続けられていた。本全集は、当初はほとんどの巻が1人の学者により執筆されていたが、当初の執筆者が高齢になり作業が困難になったものについては、弟子に当たる学者が作業に参加している。当初の執筆者が故人になった後に、その弟子に当たる学者だけで改訂が続けられているものもある。改定されていないものでも版を重ねているものが多かったが、一部には入手が困難になったものもあった。しかし有斐閣が10月に
オン・デマンド出版を開始するにあたって、本全集のうち絶版となっていたほぼ全ての書目をオン・デマンド出版の対象としたため、ほとんどの書目はいずれかの形で入手が可能である。