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「労使協調」||企業-master.com [05/28update]
労使協調
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労使協調
(ろうしきょうちょう)とは、
労働組合
と使用者が協力して
企業
の
利潤
を上げ、結果として
労働者
の取り分を増やそうとする立場。
労資協調
(労働組合と資本)とも。
◆源流
思想的源流はいくつかあるようだが、そのひとつは、
19世紀
末に
ドイツ社会民主党
の論客
エドゥアルト・ベルンシュタイン
が発表した
修正主義
理論にある。
すなわち、
マルクス
の予言では、
資本主義
が発達すればするほど
貧富の差
が拡大し、労働者と
資本家
の和解は不可能とされたが、ベルンシュタインの予言では、双方が譲歩することにより可能とされた。
◆歴史
資本が、
収益
を独占しては自分の首を絞めると気付いたきっかけが、
世界恐慌
であった。それ以前は、
政府
による
市場介入
はむしろ禁忌とされたが、
ケインズ
流の
財政政策
が労働者にとっても資本家にとっても有益と分かり、発達した
資本主義
国家では財政政策を採用していった。
第二次世界大戦
後、労使協調に立つ
アメリカ
など
西側
の労働組合が、従来からあった
世界労働組合連盟
から離脱、
国際自由労働連合組合
を結成・対決していくことになる。現在の
連合
系の労働運動も基本的には労使協調に立つ。また、
ドイツ連邦共和国
では労働組合の代表が
監査役会
のメンバーとなるなど、労働者が経営にも参画してきた。
労使協調型労組として有名な組織は、日本ではかつて存在した鉄労(
鉄道労働組合
)がある。
国鉄分割民営化
以降改編を繰り返し、現在のJR連合(
日本鉄道労働組合連合会
)にあたる。連合体が
全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟
(UIゼンセン同盟)。
◆近年の状況
しかし、近年では「労使協調」の名目の下に組合と経営側が馴れ合い状態になっていたり、経営側が労働者を管理するための機関と化している(
御用組合
)組合も多くなっている。労組の幹部経験者の出世が優遇される例や、組合員である正社員は雇用・賃金が保障されるも採用が控えられ、非組合員である非正規雇用(派遣・契約)社員は雇用・賃金が保障されないまま増員される例がある。
共産主義系の中でも特に先鋭的な立場をとる
新左翼
はこうした労働運動の進め方を、「ボス交渉」「第二労務課」と批判した。また、
バブル経済
崩壊後の不況では、率先して
人員整理
に協力している組合もあり、第二労務課との批判を強める原因となっている。