世界経済フォーラム wikipedia|無料辞書
世界経済フォーラム (せかいけいざいフォーラム、"World Economic Forum"、略称
WEF)は、
ジュネーヴに本部を置く独立の非営利財団。
◆ 概要
世界経済フォーラムは、毎年、世界中の巨大企業約1000社の経営者、政治指導者(
大統領、
首相など)、選出された知識人、ジャーナリストが参加する会議を主催する。通常は、
スイスの
ダボスで開催されるため、会議を指して
ダボス会議と呼ばれる。
1971年にスイスの
クラウス・シュワブが「ヨーロッパ経営者フォーラム」として設立し、現在も理事長を務める。一年を通じて地域の会議がある。
2006年より新しい指標を導入。制度的環境、社会基盤整備、マクロ経済、保健衛生・初等教育、技術革新など九分野にまたがり、合計90項目で評価される。
◆ ダボス会議
2007年1月24日から28日まで開かれた。年次総会のテーマは、「変化する力の均衡」である。27日には、
世界貿易機関(WTO)非公式閣僚会議も開かれ、
2006年7月に中断した
ドーハ・ラウンドの本格的再開につて話し合われる。28日、5日間の討議を終え閉会した。約2400人の世界各国の政財界の代表が経済情勢や
地球温暖化、
中東問題など幅広いテーマで意見を交換した。
◆ 夏季ダボス会議
2007年9月6日〜8日、
中国の
大連市世界博覧広場にて
2009年は、再び、
中国の
大連市にて開催される予定。
◆ 運営
;会議の支持者たちからは、世界経済フォーラムは、地球上に起こる、主要な社会的・経済的問題に関して対話、議論を行う理想的な場所とされている。理由として上げられるのが以下のような項目である。
・複数の、経済面で最強の団体と政治面で最強の団体が出席する
・知識人たちも参加している
・全般的にざっくばらんな雰囲気があり、広い分野での議論が出来る
ジャーナリストたちはすべてのセッションに入場することができ、大方のセッションはネット上で生中継され、議論はより広い場に開かれている。
ジャーナリストは、新聞、雑誌、ラジオ、テレビなどを含め600名ほどが参加する。
;会議の批判者たちからは、世界経済フォーラムは、ただのビジネスフォーラムで、世界最高レベルの金持ち(=
勝ち組)企業同士で容易に交渉でき、世界最強の政治家たちに容易に
ロビー活動を行うことが出来る場で、
貧困問題のような社会問題の解決ではなく、むしろ金銭利益を作り出すことを目指している。また、
エリート主義者たちのフォーラムで、
民主政治を通さずに、
秘密主義的な
意思決定を行っていると批判されている。
◆ 地理的バランス
主な1000社は、(
2002年より)売り上げが10億
ドル以上の会社を招待している。これにより、必然的に、より貧しい地域の代弁者が居ないことになる。これに関してフォーラムは、“招待会社のうち200は、主に
発展途上国の会社である”と主張している。
中東は、世界人口の0.8%だが、フォーラム参加者の4.1%を構成している。
アジアでは、世界人口の60%が住んでいるが、参加者は7.7%ほどである。
;世界人口への割合より、フォーラム参加者の割合が「多い」地域
;世界人口への割合より、フォーラム参加者の割合が「少ない」地域