彼は
組織をシステムとして定義し、「意識的に調整された2人またはそれ以上の人々の活動や諸力のシステム」とした。これは
公式組織の定義であるが、その成立のための条件として組織の3要素:共通目的(組織目的)・協働意志(貢献意欲)・コミュニケーションを示した。
協働のシステムは公式組織が中核となって物的要因・人的要因・社会的要因が結合したシステムである。組織の3要素の均衡が組織成立の条件であり、存続の前提となる。この均衡を内部均衡という。また、人間にも組織にも、目的達成とそれにともなう満足ということが考えられなければならないが、目的達成の基準は有効性(effectiveness)、満足の基準は能率(efficiency)と定義される(能率という言葉の使い方は一般的なものとは異なる)。管理論はこのような組織論の基礎の上に築かれ、
道徳の創造という
リーダーシップが導き出される。